創造力を発揮して飾りをつろう!(イベントレポート)
アルファ日暮里駅前施設長の花輪です。
アルファ日暮里駅前の施設長として着任してもうそろそろ一か月。まだ日暮里駅前の習慣的なリズムや施設長としてのルーティンに慣れないでいます。先日、7日の土曜日には初めてこちらのイベント日に出勤しました。この日のイベントは支援員の矢島さんがご自身で採取してくださった様々な自然の素材を揃えての創作イベントでした。
この様なアイテムからご自身が好きなものを選んで好きなものを創っていく。念のために見本の品や写真を用意していたのですが、皆さんはそれぞれのアイディアで個性的なものを創られていました。
創造性
ここで皆さんにクイズです。
日本語では「作る」と「創る」は違う意味ですよね。英語では「作る」は一般的に「make(メイク)」という単語に訳します。では「私は自分のメールアカウントをつくる」の「つくる」はどの様な単語で表現するでしょうか?
正解は「make(メイク)」ではなく「create(クリエイト)」です。
なぜかと言うと、皆さんもご自身のメールなど「アカウント」をつくった時のことを思い出して下さい。誕生日にしてみたり、何か自分自身しか知らない記念日だったり、自分のラッキーナンバーだったり、色々なものを組み合わせてアカウントを考えませんでしたか?何れにしろ、つくる前に少しでも「どの様なアカウントにしようかな?」って考えたり悩んだりしませんでしたか?そうなんです。「アカウントをつくる」の「つくる」がメイクではなくクリエイトなのは「考える」という手間が加わるからなのです。
話を戻します。創作イベントは単なる「物作り」イベントでは無いのだと、皆さんの姿を見ていて気付きました。皆さんが行っていたのは「作る」ではなく「創る」だったからです。
「仕事」と「作業」の違い
これらの言葉は時に同じように扱われますが、全く異なった意味を持ちます。
はっきりと言ってしまえば「作業」は考えなくても、ある程度身に付ければ出来ることです。一方「仕事」は常に考えながら行うものです。限られた環境や限られた時間、様々な制約の中で、「どうすれば出来るのか?」「いつまでにどのくらいやればいいのか?」それを考えるのが仕事です。だからこそ「仕事」は難しくもあり楽しいのです。
今回の創作イベントで言えば、見本を真似して(作る)のは「作業」です。一方で「どんな形にしよう?どんなものをどこに付けようかな?」と考えて(創る)のが「仕事」です。参加された皆さんが正にこの「仕事」をされていた風景にとても嬉しい気持ちになりましたし、単なる「創作イベント」ではなく「仕事」の感覚を体現していただく貴重な機会だと思いました。さらに言えば独創性って自由でわがままでいいっていうことです。なので「こんな形にしてください」とか「これを使ってください」なんて言うこともなく、皆さん思い思いの物を自由に創っていただきました。仕事もちょっとした「遊び心」が大事だったりするわけです。
ちなみに私、花輪が「創った」創作物はトイレに飾ってもらえることになりました!高校生で物理の虜になるまでは美術、図画工作が大好きでしたので久しぶりに熱中してしまいました。
皆さんが創られた作品はこのように飾らせて頂きました。どれも独創的な作品ばかりです。
施設長 花輪