ここが違う!アルファのサポート内容(コミュニケーション編)
就労移行支援事業所 アルファ日暮里駅前で行っている基本的な訓練についてご紹介します。
現在、アルファ日暮里駅前では
- 仕事のスキル
- 生活スキル
- コミュニケーションスキル
以上の三つを大きな柱として就労に向けた訓練を行っています。既に「仕事のスキル」「生活のスキル」についてはお伝えしました。今回は「コミュニケーションスキル」訓練についてご紹介いたします。
ここが違う!アルファのサポート内容(仕事編)↓↓↓
https://alpha-bright.jp/blog/1613/
ここが違う!アルファのサポート内容(生活編)↓↓↓
https://alpha-bright.jp/blog/1623/
アルファ日暮里で行っているコミュニケーション訓練
講座の中では少人数でチームを作って行う作業やゲーム、ディスカッション形式のものやボードゲームを使った遊びなど様々な内容のものを実施しています。また、イベントでは料理を分担して作ったり、ゲーム大会などを行ったりしています。
コミュニケーション訓練
コミュニケーションが上手な人とは、ただ単に「交流が出来る」「言葉の引き出しをたくさんもっている」「知識が豊富」「会話が上手」ということではありません。仮にコミュニケーションを上達させるということがこれらのテクニックを磨くことだと考えたら、とても苦痛に感じてしまわないでしょうか。
コミュニケーション訓練というと「会話の手法」や「言葉の使い方」といった技法に特化しがちです。もちろん、就労して色々な場面で様々な立場の人と関わっていくにはこれらの技法は身に付けていただく必要がありますが、コミュニケーションの意味が理解できていないとこれらの技法は活きてきません。
では一体コミュニケーションとは何でしょうか?
それは他の人との関係性です。様々な人と関わることによって自分が変化し、周りも変化していく。それがコミュニケーションです。自分自身の何気ない普段の行動や言動を他人との関りのなかで意識してみる、想像してみる。そうすればきっと小さな変化が起こるはずです。例えば、同じ言葉でもそれを言う人によって全く違う意味や温度を感じることでしょう。受けとめる人によっても感じ方は様々です。そうやって関係性が変化していくということがコミュニケーションです。
コミュニケーション訓練の目指すところ
長い間、何かの理由で引きこもってしまったという方や過去のトラウマが原因で他人との関りが苦手という方、他人との距離感が上手くつかめないという方。間に合わせのテクニックを覚えるよりも、まずは訓練やイベントに参加して様々な年齢や経歴の方と接することで小さな変化を感じていただきたいです。アルファ日暮里で行われているグループワーク訓練やイベントを通してご自身が小さな変化を感じていただけたら、それはコミュニケーションの大きな一歩です。
最初は「グループワークなんて無理です」と言っていた方も、見ているだけだった方も少しずつ参加出来そうなものから慣れていきました。もちろんそのきっかけ作りにスタッフもお手伝いさせていただき、緊張されていた方も今では笑顔いっぱいで参加されています。はっきり言ってしまえば、障がいをお持ちの方に限らず誰だってコミュニケーションは苦手なのです。しかし多くの場合、職場には必ずと言っていいほど人と人との関りが発生します。言うまでもなくこれを「人間関係」と呼びます。この人間関係と上手く付き合っていくのも長く働く上での大切なスキルなのです。
施設長 花輪