「正月うつ」から回復する方法
日照不足が『冬季うつ病』をもたらす要因のひとつなので、意識して日の光を浴びることが大切です。寝室は遮光カーテンをかけずに朝日で目覚めるようにします。朝の通勤や通学は早めに家を出て、できるだけ日の光を浴びられるようゆっくり歩くとよいでしょう
日の出が一番遅くなるのは冬至から半月後の1月7日前後です。それ以降は日の出が徐々に早くなります、貴重な朝日を浴びてください。
幸せホルモンのセロトニンは、その材料のトリプトファンが体内で生成できないので、食事からとる必要があります。
トリプトファンが多い食材は?
また、うつ状態から回復するには心の休養が大切です。年始は何のイベントも入れずに休んでください。
「ヤル気が出ない」「気分が落ち込む」といった自覚症状だけでなく、「遅刻や欠勤が増える」「ケアレスミスが目立つ」といったことが続くと、「正月うつ」が本格的な「うつ病」に移行するかも可能性があります。
憂うつな気分、倦怠感、意欲や集中力の低下などの症状が2週間以上続くようなら、メンタルクリニックなどを受診することをお勧めします。クリニックでは落ち込んだ気分を引き上げる効能の薬(抗うつ薬)を処方していただけるかもしれません。季節性の『冬季うつ病』なら、日照時間が長くなる春を迎えれば回復して、抗うつ薬なども必要なくなるかと思います。
「正月うつ」を一過性のもので終わらせるのか、それとも長引かせてしまうのか、この1〜2週間の過ごし方にかかっています。ご自身の体調を常に把握しておきましょう。就労移行支援事業所アルファ王子では、気分が落ち込んでいるがどうしたら良いか分からないといった方に相談にも乗っております。お気軽にお問い合わせください。お待ちしております。
就労移行支援事業所アルファ王子 サービス管理責任者 精神保健福祉士・社会福祉士・介護福祉士 日髙晋資