自分が好きだった芸能人・著名人などの訃報、突然のニュースに衝撃を受けてしまうことがあります。また、特に好意を持っていなかった人だとしても、良くテレビなどで見かけていた方の訃報などを知った際に、ショックを受けてしまうものです。
このような別れの悲しみというのはどうにもできない悲しみですが、ショックを受けてしまったことをどのように癒していけばよいでしょうか。
その一つに言葉に出して表す、「アウトプット」があります。
ショックを受けたこと、悲しい気持ちを言葉に出して表すことです。
加えて、その言葉を聞いてくれる人、気持ちを受け止めてくれる人が必要です。
好意を持っていた芸能人や著名人に関するロスの気持ちは、なかなか共感を持ってくれることは少ないかも知れません。また、共感してくれているようで、自分の悲しみとは温度差のある対応をされてしまうこともあるでしょう。出来るだけ、自分の悲しみの温度を察してくれる方に共感してもらいましょう。
そして、不要な情報を制限することも大切です。ニュースやネットなど、たくさんの情報が流されると思いますが、ときにはこれらから距離を置くことも必要ではないでしょうか。
また、自分の日課としているものや、楽しみとしていることは続けていきましょう。趣味や活動としているもの、無ければ部屋の掃除などをしてみましょう。人とのつながりの中にいれば尚いいでしょう。
食事や睡眠といった、体調や生活リズムを保つことが大切です。
今まで、なかなか体調や生活リズムが安定せず、メンタル不調などの影響が続いていた方には、アルファへ通って日中活動をすることから始めて頂くようにしています。
日中活動をすることによって生活リズムが生まれ、それに伴って睡眠や食事が規則正しく整ってきたという方がたくさんいます。悲しみやショックを受け止めつつ、未来への一歩を踏み出していただけたらと思います。
アルファ王子 施設長 花輪