アルファ王子では月に一度、第一水曜日を「スーツデー」としています。お察しがつくかと思いますが、利用者の皆さんがスーツで来所される日です。この「スーツデー」を設けている目的は…
・就業のイメージを持ってもらうこと
・普段スーツを着るきっかけがないという方の練習のため
・身だしなみを含めた着こなしを確認する
といったところでしょうか。
身だしなみで重要なのは第三者視点
身だしなみは自分自身の気持ちの引き締めであると同時に相手への意識の度合いを示すものです。ですので、この「スーツデー」も第三者視点で身だしなみを確認する目的が非常に大きいといえます。身だしなみはご自身の判断のみだと、なかなか間違いや不自然さには気付きにくいものです。例えば、面接時の服装や身だしなみについて面接官に違和感を抱かせるようなポイントがあったとします(清潔感に欠けるものがあった。服装が乱れていたなど)。仮にこれらのポイントが理由で面接に受からなかったとしても、その理由は告げられません。ご自身がその部分に気付かないまま、また次の面接でも同じ理由で不採用となってしまう。ということになり兼ねないのです。
身だしなみは相手への気配り
身だしなみの違和感などは抱いたとしてもなかなか相手に指摘のしにくいものです。会社に入って同じ職場の同僚や様々な立場の方と接していく上で、行動やお仕事の中身については言い合える関係にあっても、身だしなみのような外見についてはなかなか相手には伝えにくいものがあります。「言葉の選び方や伝え方によっては相手を傷つけてしまうかもしれない」からです。そして、違和感を抱いたとしても伝えにくいというのが心理かと思います。そういった意味で「身だしなみは重要なマナーと言われる」のは相手をそのような気持ちにさせないという配慮の心も含んでいます。
なかなかご自身だけでは身だしなみをチェックしにくいという方の為にアルファ王子のスーツデーを設けています。もちろんスタッフからのアドバイスをさせて頂きます。
アルファ王子 施設長 花輪