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たまには上を向いてみよう (雲の話)

こんにちは、アルファ日暮里駅前 blog担当です。
今回は、ぜんぜん役に立たない「お役立ちblog」です…。

雲には名前(本名)があるんです

先週、朝の空を見ながら歩いていたら、うろこ雲が出ていることに気がつきました。秋の雲がでてきたなぁと思いますね。

雲にはたくさんの種類がありますが、気象庁では世界気象機関の基準に沿った「十種雲形」という分類を使っています。十種雲形とは、巻雲・巻積雲・巻層雲・高積雲・高層雲・層積雲・層雲・乱層雲・積雲・積乱雲の10種類の雲のことです。雲の名前とその特徴を知ると、空が見上げた時の楽しさがグッと強くなります。

秋の雲の名前は?

秋によく見られる「ひつじ雲」や「うろこ雲」は、上空5,000〜13,000メートルほどの巻積雲や、高さ2,000〜7,000メートルの高積雲の一種です。高さのイメージとしては、東京スカイツリー(約634メートル)が8本から20本ほど積み重なったような場所に、真っ白な絵筆で細かい点々を描いたような空模様です。羊の群れが並んでいるイラストや、魚のうろこがびっしり描かれた絵を思い浮かべると分かりやすいでしょう。秋の青空をキャンバスにして、無数の小さな雲片がふんわり並んでいる風景には、心癒されるものがあります。

夏に見た雲を覚えていますか?

一方、夏によく見られるのが積乱雲などの対流雲です。積乱雲は「入道雲」とも呼ばれ、強い日射と湿った空気が急激に上昇することでできる、背の高い雲です。地上から1,000メートル付近から発生し、発達すると1万メートル以上にも達することがあります。雷やにわか雨、突風を伴うこともあり、穏やかな印象のひつじ雲やうろこ雲とは対照的なエネルギッシュな存在です。
このように雲の形や種類を知ると、季節の移り変わりや天気の変化を読み取る手がかりになったりもします。

ちょっと上を向いてみませんか?

十種雲形を知っておくと、空が別な意味を持つように感じられるかもしれません。雲の名前や特徴を覚えることで、空を眺める楽しみが増え、日々の天気予報にも役立ちます。たまにはぼーっと上を見てみませんか?

 

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