
障害のある方の「職場定着率」について、今日は「職場定着率」というテーマについてお話しします。
「就職しても、続けられるか不安…」
そんな気持ちを持っている方も多いのではないでしょうか。
実は、国の調査でも「障害のある方が職場に長く定着できるかどうか」は大きな課題として取り上げられています。
定着率の現状
厚生労働省の調査によると、障害のある方が就職して1年後に働き続けている割合(定着率)は次のようになっています。
・身体障害:約80%前後
・知的障害:約70%前後
・精神障害:約50%前後
数字だけを見ると、「思ったより低い…」と感じる方もいるかもしれません。
でもこれは平均の数字であり、支援を受けながら自分に合った職場で働くことで、もっと長く続けている方もたくさんいます。
続けるのが難しい理由
では、なぜ職場に定着するのが難しいのでしょうか。
理由は人によってさまざまですが、こんなことが挙げられます。
・仕事の内容や職場の雰囲気が合わない
・周囲にうまく理解されず、無理をしてしまう
・通勤や生活リズムの維持が大変
・体調の波がある
これらは特別なことではなく、誰にでも起こり得ることです。大切なのは「一人で抱え込まないこと」です。
支援を受けながら働く
実は、就職した後にも続けて支援を受けられる仕組みがあります。
・定期的に面談して、困りごとを相談できる
・必要に応じて、支援員が職場に同行して調整してくれる
・生活リズムや健康管理を一緒に考えてくれる
こうした「定着支援」を利用することで、働きやすさは大きく変わります。
まとめ
障害のある方の職場定着率には課題がありますが、それは決して「働き続けられない」ということではありません。
むしろ、支援を活用することで長く安心して働ける可能性が広がります。
「就職して終わり」ではなく、「就職してからもサポートがある」ということを知っていただければと思います。
アルファでも、就職後のフォローやご相談を行っています。
安心して働き続けたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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施設長 花輪
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