こんにちは、就労移行支援事業所／就労定着支援事業所のアルファ日暮里駅前です。
アルファ日暮里では、利用者さんが就職されてから３年半の間、「就労定着支援サービス」として『安心して長く働けるようなサポート』を提供しています。
今回はその３年半が過ぎ、新たなステージに入られた利用者さんのインタビューを、前後編でお届けします。

まず、今日ご紹介するＡさんの略歴です。

特別支援学校卒業後、飲食店にて2年間勤務。一度退職され、就労移行での1年4ヶ月の訓練を経て『チャレンジ雇用(※)』で就労。働きながらさらに転職活動をされ、現在は転職先の特例子会社で活躍中。就労移行卒業から3年半が経ち、この秋の就労定着支援が終了と同時に正社員に登用されました！

（※チャレンジ雇用：各省庁・自治体において１～３年の業務の経験を積み、一般企業への就職につなげるための制度です。支援を受けながら働き、就労準備性をさらに高めていくことができるのが特徴です）

■就労移行での訓練を経て、働き始めてから3年半たちました。順調でしたか？

今思い返してみると、前半はなかなか大変でした。仕事をしながらの転職活動だったので、当時は疲れていることを意識できないくらい疲れていました。転職してからも、今でこそ仕事を楽しめていますが、最初は新しく覚えることが多く大変でした。

■転職活動で苦労したことはありますか？

大きく２つあります。

①アピールポイントの作り方・伝え方

訓練していたころはアピールポイントにするために資格取得を頑張りました。でも、その資格が必ずしも会社や業務内容とマッチするとは限りませんでした。自分のアピールポイントは何だろうと悩みましたし、HPを見ながら会社ごとにアピールポイントを変えていくことも大変でした。たくさん面接を受けて『会社が求めていることを知る』という事がいかに大切か思い知らされました。

②メンタルを維持すること

チャレンジ雇用は最長で3年間しかありません。働きながら転職活動をしたので疲れましたし、期限があると思うと焦りも出ました。もちろん1回の面接で受かるわけでもなく何社も不採用通知を受けたので、「頑張るぞ」というメンタル維持が大変でした。

■転職活動中に「受けられてよかった！」と思った支援はどんなものですか？

自分の特性を見極めてくれたことはとてもありがたかったと思います。自分は特別支援学校時代に、飲食業を目指したコースを選択していて、事務職を学ぶ科目も受けていました。色々あって卒業後は飲食店で働いていたのですが、就労移行の訓練では再度事務職を目指しPCの資格取得に力を入れました。実際就労移行からはチャレンジ雇用での事務補助に就きました。
チャレンジ雇用で働きながら転職活動をしていた時、事務職が良いのか、以前のような立ち仕事が良いのかとても悩んでいました。そんな時支援員の方が『臨機応変さを求められる事務職より、ルーティーンワークで身体を動かす方が向いているのではないか』とアドバイスして下さり、今の清掃の職に就いています。今仕事がとても楽しいので、自分の特性や適職を見極めてもらって本当に感謝しています。

いかがでしょうか？　ここまでＡさんが卒業されてから就労移行を経て、転職を成功させるまでのライブ感あふれる道のりをご覧いただきました。
後編では３年半の間、継続して働けたからこそ得られた想いをお伝えします！

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