
収入も貯金もゼロ…そんな時、どうすればいいの?
~支援の立場からお伝えしたい生活のつなぎ方~
1. はじめに
「もし今、手元にお金がなくなってしまったら…」
想像するだけで不安になりますよね。
病気やケガ、仕事のトラブル、家庭の事情など、「急にお金がなくなる」瞬間はありえます。
実際、支援の現場でも「今月どう乗り切ればいいか分からない」という相談は少なくありません。就労移行支援というサービスは、原則として収入を得ながら受けることは出来ません。皆さんはそれを承知の上で通っていらっしゃいますが、突然に「アルバイトとかってやっぱりダメなんですよね…?」と、ちょっとした相談を受ける事があります。その様な切り出し方の場合、何かしらの事情により、生活が不安定になっている。若しくは、なりかけていることがあります。
でも、どうか覚えておいてほしいのは
「お金がなくても、生活を守る方法はあります」 ということです。
今日は、支援の立場から「1ヶ月、収入も貯金もないときにどう過ごせるか」についてお話しします。
2. まずは「今すぐ使える制度」があります
生活が苦しいとき、まず頼ってほしいのが公的な支援制度です。 難しい言葉が多いかもしれませんが、ポイントだけ押さえておけば大丈夫です。
生活保護
生活を守るための“最後の砦”です。 収入がゼロのときは、ためらわずに市区町村の福祉事務所に相談してください。 家賃・光熱費・医療費も含めてサポートしてもらえることがあります。
緊急小口資金・総合支援資金(社会福祉協議会)
急な収入減で困ったときに、一時的にお金を借りられる制度です。 返済が免除になる場合もあるので、相談して損はありません。
住居確保給付金
「家賃が払えない」「退去を求められそう…」というときに使える制度です。 直接家主さんへ家賃を支給してくれる仕組みなので、住まいを守ることができます。
フードバンク・食料支援
食料が足りないときは、地域のフードバンクや自立相談支援窓口に相談を。 米やレトルト食品、日用品などを無料で受け取れることがあります。
自治体毎のサービス
お住まいの自治体で独自に行っている生活や住居、補助金などのサービスがあります。
3. 毎日の暮らしを少しでも楽にする工夫
制度と合わせて、“今あるものを活かす”工夫も大切です。
・
食費をなるべく抑える
お米、乾麺、もやし、キャベツ、卵などを中心に。 安くても栄養がある食材を選びましょう。
・
光熱費・通信費は「相談」で止まらない
電気・ガス会社に電話をすると「支払い猶予」や「分割払い」に応じてもらえることがあります。
・
公共のサービスを使う
図書館のWi-Fiや電源、役所の休憩スペースなども立派な“生活の味方”です。
・🤝 地域のつながりを頼る
掲示板アプリ(ジモティーなど)で、無料で食料や家具を譲ってもらえることもあります。
4. 支援者として、いちばん伝えたいこと
制度を使うこと、助けを求めることは恥ずかしいことではありません。
最初にお話しをした「アルバイトとかってやっぱりダメなんですよね…?」と相談に来るようなケースでも、公的な支援の窓口をお伝えしますが、よくよく聞いてみると、お金の使い方を計画的に行う、現在の生活状況と所持金額を整理することで、解決出来るケースが非常に多いです。ですから、お伝えしたいのは「相談すること」こそ、生活を立て直す第一歩だと言うことです。
優先順位や所持金、支払いの整理などをするだけで解決出来ることが非常に多いです。「不安」や「焦り」は正常な判断や状況把握を出来なくしてしまいます。私たちが一緒に整理することで、解決出来るケースがあるということも知って欲しいです。
まとめ
お金がなくても、「生きる方法」は必ずあります。制度や支援を上手に使いながら、少しずつ前を向くことができます。もし今、苦しい状況にあるなら、
どうか一人で抱え込まずに近くの支援窓口などに相談してみてください。一人で悩み考えていると、どうしてもネガティブな思考になったり、そのような時に怪しい誘惑に誘われ易くなります。詐欺や闇バイトといった犯罪の被害者・加害者になってしまう危険性もあります。
アルファでは就職・就労に向けて、利用者さんと「一緒に考え、一緒に動く」サポートをしています。 どうか一人で悩まず、気軽にご相談くださいね。
施設長 花輪
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