アルファ王子にお問い合わせいただいた方や見学にいらっしゃった方から頂く質問の中に、「アルファ王子にはいつから入れますか?」という質問や「いつ頃までに卒業しなければなりませんか?」といったものがあります。就労移行支援事業所とは主に障がいをお持ちの方が就労に向けた訓練や勉強をされる施設ではありますが、いわゆる「一条校」といった義務教育学校・大学・高等学校・特別支援学校・高等専門学校や、「各種学校」といった専門学校・予備校・語学学校などとは形態が異なります。
就労移行支援事業所とは
では、上に挙げた様々な学校と違って就労移行支援事業所とはどんな場所なのか、改めて簡単に説明します。就労移行支援事業所とは主に身体・知的・精神・発達・難病などの障がいをお持ちの18歳以上65歳未満の方(障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断・自治体の判断によって利用できます)を対象対象とした、一般企業での就労を希望する方が利用できる通所型の福祉サービスです。今現在、全国には3000か所以上の就労移行支援事業所があります。アルファ王子、アルファ日暮里駅前ともに同様の訓練を行う施設としてそれぞれ北区と荒川区にございます。
いつから通えるのか?
就労移行支援事業所アルファ王子ではいつでも入所可能です。学校の様に学期の設定などはございません。通所されているみなさんも実際に入所された時期はそれぞれです。ご自身が「何とかしたい!」と思われたタイミングこそ、就労訓練の始まりです。実際、就労移行支援事業所を正式利用される際は「受給者証」という福祉サービスを利用するために自治体から交付される証明書が必要ですので、審査を受けていただくことになりますが、この審査期間中もアルファ王子では体験利用していただくことが出来ますので、せっかくの「何とかしたい!」というモチベーションを維持したまま、正式利用まで継続的に生活リズムを整える等の訓練していただくことが出来ます。
いつまでに卒業?
もうお察しかと思いますが、上記の様に通所していただくタイミングは皆さんそれぞれですので、入学式などの定期行事はありません。では卒業はどのようなタイミングなのでしょうか。それは皆さんが見事就労された時が卒業となります。通所されてから数か月の方もいらっしゃれば、一年~二年という方もいらっしゃいます。原則として就労移行支援事業所に通える期間は24か月ですので、この間に「個別支援計画」という利用者の皆さんそれぞれに適切で効果的な訓練計画を作成、更新しながら就労を目指していただきます。以上のことから卒業式という決まった行事もありませんが、アルファ王子での様々な訓練を経て成長された利用者の皆さんはそれぞれの就労先で元気にお仕事をされています。