今日はアルファ王子で毎週行っているプログラム、少人数制の「ミニグループワーク」についてお話しします。「人が多い場所だと緊張してしまう」「自分の意見を言うのが苦手」「何を話していいか分からない」そんな思いを持つ方は、決して少なくありません。
アルファに通われている利用者さんからも、「話したい気持ちはあるけれど、うまく言葉が出てこない」という声をよく聞きます。そこで、アルファ王子では、毎週3〜5人ほどの少人数制グループワークを行っています。目的は「人と関わる練習を安心して始められる」ことです。少人数だからこそ、一人ひとりが主役になれる時間を大切にしています。
ここからは、少人数制の3つのメリットをご紹介します。
① 一人ひとりがしっかり話せる
大人数のグループでは、どうしても積極的な人に発言が偏ってしまいがちです。少人数なら、全員が自然と発言のチャンスを持てます。「自分の意見を伝える練習」や「相手の話を聞く練習」が安心してできます。自分の思ったことや考えを言葉にする事って難しいですよね。スタッフが「それってこんなことかな?」など、アシストするので安心です。スタッフも一人ひとりの表情や反応を丁寧に見られるため、不安や心配なく参加することができます。
② ちょうどいい距離感で関われる
就職後には、チームでの作業や、お仕事上の報告、連絡、相談など、人との関わりが欠かせません。少人数のグループワークは、その社会でのコミュニケーション練習の第一歩になります。相手の話を聞く、共感する、意見や考えを伝える。こうした関わりの練習を、無理のないペースと空間で進めることができます。
③ 安心して「失敗できる」雰囲気
三つ目のメリットは、失敗しても大丈夫と思える安心感です。少人数の中では、話せなくても温かく見守ってもらえる空気があります。「今日はうなずけただけでもOK」そんな小さな経験が、自信の回復につながります。話題も「今週一週間の出来事」や「今考えてること」「最近気になること」など簡単な話題で進めます。一言で終わってもいいです。質問の内容と違うことを言ってしまっても大丈夫です。他の人から質問してもらったりしながら、会話を弾ませます。そして、スタッフのアシストがあるので安心です。
実際に、最初は一言も話せなかった方が、数回の参加で自分から質問できるようになったこともありますし、スタッフに代わってアシストしてくれる人もいます。単語だけで話していた人が、「◯◯さんはどうですか?」など、相手の名前を言って質問出来る様にもなりました。少人数だから、お互いに気遣いながら和やかにグループワークを進められます。
グループワークは、ただ話をする時間ではありません。人との関係づくりを練習する場です。少人数だからこそ、安心して挑戦できる。「自分も参加できた」という経験が、次の一歩を支えてくれます。
大人数が苦手な方も、まずは3〜5人の小さなグループから。安心して、自分のペースで挑戦してみませんか。
施設長 花輪
アルファ王子 花輪が執筆に参加させて頂いています「続 歌舞伎町で再犯防止について考えてみた」が書店などで販売されています。新宿を中心に、繁華街などでのボランティア活動その他を通じて、この執筆の機会を頂きました。ぜひお手に取って頂けたらと思います。












