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韓国で10代のADHD患者が急増?集中力が上がる薬「コンサータ依存」の闇

 

韓国では、10代のADHD患者数が 5年連続で増加 していると報じられています。背景の一つとして指摘されているのが、「受験のためにコンサータ(メチルフェニデート)を処方してもらう」という行動です。2025年5月の韓国国内の報道で「症状はないにもかかわらず、薬を処方してもらうためにADHD患者の症状を覚えて病院に行った」とし「医師からADHD診断を受けて薬を服用することができた」と話した記事が公開されていた。安易に手に入れてしまう。それに家族が加担していることも考えられる。「集中力を高めたい」「勉強の効率を上げたい」その気持ちはよく理解できますが、医学的に必要のない薬を“受験の武器”として使うことには、重大な危険性があります。

コンサータの効用について

まず知っておきたいのは、コンサータはADHDの症状(不注意・多動・衝動性)を和らげ、日常生活を安定させるための処方薬であり、「勉強用の集中薬ではない」ということです。脳内の神経伝達を整える薬であり、「頭が良くなる」「集中力が数倍になる」といった効果はありません。医師が本人の状態を慎重に見極めた上で処方する薬であり、そもそも“必要な人が、必要な量を使う”という前提で成り立っています。

なぜ受験目的で処方を求める学生が出るのか

韓国の学歴競争の激しさは世界でもトップクラス。11月13日、韓国で「大学修学能力試験」(日本の大学入学共通テストに相当)が行われたが、毎年この日は官公庁や企業が出勤時間を遅らせ、英語のリスニング試験中は航空機の離着陸を止めるなど、国を挙げて受験生を応援する。「国の一大イベント」という要素がある。
* SNSで「集中力が上がるらしい」「飲んだら勉強が進む」と話題
* 受験のためなら何でもしたい
* 学校や家庭でのプレッシャー
こうした状況が重なり、「コンサータを飲めば受験が有利になる」という誤った認識が広がっていると指摘されています。日本でも、同じような空気が生まれないとは言い切れません。

誤った使用は“依存・副作用”の危険を高める

コンサータは中枢神経を刺激する薬です。必要のない人が飲んだ場合、思わぬ反応を起こすことがあります。
① 依存リスク
「もっと集中したい」「飲むと調子がいい気がする」という暗示、お守り的な認識が→ 量を増やす → 常用化 → 精神的依存というルートに陥る危険があります。「もっと集中できるかも」という心理から量を増やしたり、常用化する危険性があります。
② 精神面への悪影響(副作用的な懸念)
不眠
食欲低下
不安
イライラ
心身のバランスが崩れ、勉強どころではなくなることも。
③ 生活リズムが壊れる
睡眠不足 → 成績低下 → 焦り → さらに薬へという悪循環から「追い詰められるループ」が起こることも。
④ 医学的に必要ない人には予測不能
本来必要ない脳へ刺激を入れるため、副作用が強く出たり、逆にパフォーマンスが落ちることもあります。
そもそも、「誤診を誘発してまで薬を求める社会が正常なのか?」ということです。

「薬で集中力アップ」は受験成功に直結しない

勉強は“継続力”がカギです。薬で一時的に気分が高まる錯覚的集中(薬による高揚感)があっても、その方の本来の能力、理解力・記憶力・思考力が向上するわけではありません。むしろ睡眠不足や副作用的な影響が続けば、成績に影響。

受験生・保護者に伝えたいこと

もし「集中できない」「成績が心配」という悩みがあれば、薬に頼る前にできることはたくさんあります。
* 睡眠の見直し
* 生活リズムの安定
* 適度な運動(ウォーキングなど)
* 勉強環境の整備
* ストレスマネジメント
これらの方が、実は成績アップに直結します。

支援の立場から感じる危険性

私は就労移行支援の立場で、「追い詰められると誤った選択をしてしまう」「安易な方法にすがってしまう」というケースを何度も見てきました。大切なのは、
“薬を飲むかどうか”よりも、“相談できる環境があるかどうか”。第三者としての客観的で正常なアドバイスが得られるかが大切だと思います。薬の影響で、仮に「一時的な集中力やパフォーマンスを発揮」できても、それは本来の実力ではないはず。その後に苦労するのは結局、本人。スポーツの世界ではドーピングと言われます。つまり「薬などの何らかの手法を用いて、一時的に競技能力を高めて、意図的に自分だけが優位に立とうとする行為」です。それに近い行為。若い人を追い詰める社会ではなく、支える社会であって欲しいいと思います。

アルファ統括マネージャー
(アルファ王子施設長 兼務)
花輪

アルファ王子 花輪が執筆に参加させて頂いています「続 歌舞伎町で再犯防止について考えてみた」が書店などで販売されています。新宿を中心に、繁華街などでのボランティア活動その他を通じて、この執筆の機会を頂きました。ぜひお手に取って頂けたらと思います。

購入サイト→https://www.gakubunsha.com/book/b667494.html


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