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考え方いろいろ 第8回〜「人と話すのがこわい」〜

こんにちは、アルファ日暮里駅前のblog担当です。おかしい。春になったはずなのに肌寒い。解せない…。
さて、今回は「どうも人と話すのがニガテ。はっきり言えばこわい」という気持ちをお持ちの方に向けた記事です(少しフレームワークから離れます)。

初対面よりこわいのは、どんな相手?

 「初対面の人と話すのがこわい」という声は、よく耳にします。緊張して何を話していいか分からない、変に思われたらどうしようと考えてしまう。これは多くの人が経験する感覚でしょう。一方で、「よく知っている人と話すのがこわい」というケースもあります。身近に苦手な人がいたり、いつも怒ったり否定的な言葉を投げかけてくる人がいたりすると、安心できるはずの関係がストレスの源になります。
 そしてもうひとつ、意外に多いのが「顔見知り程度の付き合いの人と話すのがこわい」というケースです。実はこのタイプこそ、コミュニケーションに課題を感じている人にとって、じわじわと苦手意識を強めていく存在だったりします。初対面でもなく、親しいわけでもない。「知っているけれど、よく知らない」。そんな“半知り”の関係が、いちばん居心地の悪い場面をつくることがあります。

「半知り」の関係が不安を生む理由

 どうして顔見知り程度の人と話すのがこわく感じるのでしょうか。この状態は、広い意味では「対人不安」と呼べるかもしれません。対人不安は、その強さによって「対人緊張・シャイネス・人見知り」から「対人恐怖」、さらに強い場合には「思春期妄想症」などに分類されることがあります。研究も多く行われており、決して珍しい現象ではありません。
 対人不安の原因は大きく分けてふたつあると言われています。ひとつは「対人場面の特徴」。もうひとつは「他者の行動」です。日本で生まれ育ち、対人不安が強い傾向にある人は、「親しくもなく見知らぬ人でもない」相手を苦手とする、という調査結果があります。極端な話、「初対面のときは平気だったのに、2、3回会ったころから急に怖くなった」「親友になってしまえば大丈夫」というケースもあります。また、人数でいえば「3人」のときが最も不安を感じやすいという報告もあります。2人なら向き合えばよい、4人以上なら紛れられる。しかし3人だと、自分が浮いているのではないかと感じやすいのです。
 さらに、「他人が自分を見ている気がする」「外見や振る舞いを評価されている気がする」「自分の距離感より近くに踏み込まれている気がする」といった感覚が、不安を強めることも知られています。実際にそう言われていなくても、「そうかもしれない」という想像が膨らむことで、心は簡単に緊張状態に入ってしまいます。

対人不安はいつ強くなるのか

 この対人不安はずっと続くものなのかどうか?というところが気になります。調査によると、対人不安が強く現れるピークは15〜17歳ごろだとされています。「他人の視線がこわい」という感覚は、年齢を重ねるにつれて徐々に和らぐ傾向があることも分かっています。もちろん個人差はありますが、「時が解決していく」という側面があるのも事実です。
 また、対人不安が強い人には共通する傾向も指摘されています。それは、完璧を求めやすいこと、自分自身を理想に近づけたいという思いが強いことです。もっと上手に話したい、もっと感じよく振る舞いたい、失敗したくない。向上心があるからこそ、うまくできなかったときの落差が大きく感じられます。追いかけても追いつかない蜃気楼のような「理想の自分」を基準にしてしまうと、現実の自分はいつも不足しているように見えてしまいます。

「あるがまま」を自分に許してみる

 対人不安と上手に付き合う方法を考えてみましょう。劇的に不安を消す方法は簡単には見つかりませんが、考え方の向きを少し変えることはできます。たとえば、「うまく話せなかった自分」を見つけたとき、「やっぱりダメだ」と結論づけるのではなく、「今日は緊張していたんだな」と事実として受け止めてみることです。
 理想に届かない自分を見つけるたびに、自分を責める必要はありません。「それはそれ。あるがままでもいいんじゃない?」と、自分に言ってみる。完璧でなくても、人と話してはいけないわけではありません。少しぎこちなくても、言葉に詰まっても、それは人間らしい姿です。

「人と話すのがこわい」と感じる自分は、弱いからではなく、相手との関係を大切にしたいと思っているからこそかもしれません。向上心や誠実さが、不安という形で現れているとも言えます。そう考えると、不安は敵ではなく、自分の一部です。無理に消そうとするのではなく、ときどき距離を取りながら、少しずつ付き合っていければいいのかも!ですね。

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