「封筒の書き方(応募書類提出のあれこれ)」後編です。
前編では封筒記入の基本を皆さんと一緒に考えました。
後編ではクイズ形式で「応募書類提出に関するあれこれ」について考えてもらいました。
と言っても、中には絶対的な正解が無いものもありますし、企業側からの受け止め方も様々です。また、きちんとしたマナーと方法で提出しても「採用」が保証されるものではありません。あくまで「基本的なノウハウ」という観点で学んでいただけたらと思います。
このブログを読んで下さっている皆さんに於いても「参考」としてこのクイズを行って頂けたらと思います。
それでは、実際に講座の中で出題した問題から幾つかを抜粋してみます。
先ず「郵送編」と題して、一般的な応募書類の郵送による提出方法について考えてみましょう。三つの選択肢の中から適切だと思うものを選んでください。
(1)応募書類を封入する際の注意点
① 書類一式をクリアファイルに入れて封入
② 順番が揃っていればそのまま封入しても構わない
③ 厚紙などを一緒に入れて書類がしわにならない様に封入
(2)送付する際の注意点
① 必ず速達で送付
② 特に気にしない
③ 切手やサイズ、重さで料金が変わるのでなるべく郵便局窓口から送付する
(3)相手先の住所
① 都道府県などは省略して構わない
② パソコンで宛先シールを作成して貼り付けても構わない
③ 住所などは省略せずに手書きで記入する
(4)担当者などの記入
① 宛先担当者や部署名が分からない場合は記入しない
② 宛先担当者や部署名が分からない場合は「採用ご担当者様」と記入
③ 宛先担当者や部署名が分からない場合は「人事部宛」と書くのが無難
(5)封筒裏面表記
① 自分の住所と氏名のみ記入
② 特に書く必要はない
③ 自分の住所、氏名、日付を記入
【模範解答】
(1)①・・・書類一式をクリアファイルに入れてしわにならないようにしましょう。
(2)③・・・「料金が足らず、期日までに送付できない」ということがないようにしましょう。
(3)③・・・宛先や会社名など省略せずに手書きで綺麗に記入しましょう。
(4)②・・・担当者や部署名が分からない場合は「採用ご担当者様」と記入しましょう。
(5)③・・・裏面にはご自身の住所、氏名に加えて「送付した」日付を記入します。
次に「手渡し編」と題して、面接官の方などに直接応募書類をお渡しする際の方法を考えてみましょう。こちらも三つの選択肢の中から適切だと思うものを選んでください。
(1)封筒に関して(その1)
① 手渡しの場合、封筒は不要
② クリアファイルか封筒のどちらかに入れる
③ 手渡しの場合でも封筒に入れて持参する
(2)封筒に関して(その2)
① 郵送するときと同様に封をする
② 手渡しの場合は封をしない
③ どちらでもいい
(3)封筒の記入(表面)
① 送付するときと同様に「住所」「企業名」などの宛先を記入
② 左端に「応募書類在中」か「履歴書在中」とのみ赤で記入
③ 手渡しなので何も記入しない
(4)封筒の記入(裏面)
① 手渡しなので何も記入しない
② 自分の名前のみ記入
③ 自分の名前、住所、日付を記入
(5)同封するもの
① 郵送する場合と一緒
② 手渡しなので「送付状」は不要
③ 手渡し用の「挨拶文」を同封する
【模範解答】
(1)③・・・手渡しの場合であってもクリアファイルに入れ、封筒で持参します。
(2)②・・・封筒には入れますが、直ぐに取り出せるよう封はしない方がよいでしょう。
(3)②・・・直接お渡しするので相手先住所などは必要ありませんが、中身については明記しておきましょう。
(4)③・・・「どこの?誰が?いつ?」持ってきた書類なのか明記しましょう。
(5)②・・・「送付状」はその名の通り、送付する場合のみ必要です。
いかがでしたか?
実際の講座では約20問の問題に挑戦してもらいました。皆さんの中には既に就労を経験されたことのある方もいらっしゃれば、初めての就労を控えている方もいらっしゃいます。応募書類提出や面接経験のある方は確認の意味で、もちろん初めての方は新鮮な気持ちで講座に参加し取り組んでいました。