
こんにちは、アルファ日暮里駅前のblog担当です。気温が上がったり下がったままだったり、もう体がついていけません…。
雪の多い週末でした
先週末、日本列島は強い寒波に覆われ、日本海側を中心に大雪となりました。皆さんの週末はいかがでしたか? ニュースで「JPCZの影響で雪が強まっています」という言葉を毎日のように耳にしましたね。
ところで、このJPCZという耳慣れない呼び方は、いつ頃からニュースで使われるようになったのでしょうか。実はこの言葉、気象の専門分野では以前から使われていましたが、一般向けの天気予報で頻繁に登場するようになったのは、ここ10年ほどのことです。日本海側の大雪をより正確に伝える必要性が高まり、2010年代後半からニュースや天気予報で使われる機会が増えてきました。今回は、そんなJPCZという言葉について、簡単に解説してみたいと思います。
“JPCZ”とは
JPCZとは、「日本海寒帯気団収束帯(Japan Sea Polar air mass Convergence Zone)」の頭文字からできた略称です。舌を噛みそうな日本語名ですが、ポイントは「日本海の上で、冷たい空気が集まってぶつかる雪雲の帯ができる」という点です。冬、日本の上空には大陸から非常に冷たい空気が流れ込んできます。その空気が日本海を渡る間に水蒸気をたっぷり含み、風向きの違いなどによって一か所に集まると、細長い“雪雲の通り道”のようなものができあがります。これがJPCZです。
やっかいなJPCZ
JPCZのやっかいなところは、雪の降り方が急に強まることにあります。特徴として、「広い範囲でじわじわ降る」というより、「このラインに入ると一気に雪が強く降るようになる」のです。そのため、同じ地域でも少し場所がズレただけで積雪量に大きな差が出たり、短時間で道路状況が一変したりするのです。ニュースにもなる「朝は普通に動けたのに、昼には大混乱になる」という事態が起きやすいのも、この特徴が背景にあります。日本海側の冬の天気が“読みづらい”と感じる理由のひとつにもなっています。
急に雪が強まるサイン
ニュースで「JPCZが発生」「JPCZが停滞」と聞いたら、「日本海側のどこかに、強い雪の帯ができて動きにくくなっているんだな」とイメージしてみてください。JPCZそのものを覚えなくても、「この名前を聞いたら急に雪が強まる可能性が高いサインだ!」とわかるようになるだけで、天気の見え方や心構えが少し変わりますよ。
これからも寒い時期は続きますが、ニュースの言葉と実際の空や雪の様子を結びつけながら、冬の天気を眺めてみるのもひとつの楽しみ方かもしれません。もちろん、ご自分や家族の安全も確保してくださいね!
(blogを公開した時点では、気象庁のサイトでJPCZの動画がいくつか見られます。こちらをどうぞ。)
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アルファ日暮里駅前のblog担当です。
昨日は天気予報を聞いていたのにも関わらず、昼過ぎのにわか雨にやられてしまいました…。

ここのところ3回連続で「働き方いろいろ」のテーマでお話ししてきましたが、ちょっとブレイク、という感じで今回はまた雲のお話をしたいと思います。前回の雲の記事はこちら。
さて、この夏は、「熱い」夏でしたね。雨も勢いの激しい土砂降りが多かったような気がします。昨日の雨は弱くて冷たい雨でした。雨を降らせるのは雲のお仕事ですが、夏の雨と冬の雨、雲の成り立ちはまったく違うということをご存知でしたか?
夏の雨を降らせる雲

日本の夏に降る雨は、主に「積乱雲(入道雲)」がつくります。夏は地面が強く熱せられるため、地表付近の空気があたたまり、勢いよく上昇します。この上昇気流(対流)が、湿った空気を高い場所まで運び、そこで冷やされることで雨雲が発達します。積乱雲は背が高く、短時間で一気に成長するのが特徴で、夕立や雷雨、集中豪雨をもたらすことがあります。雨の降り方は「局地的で激しい」。梅雨後期や真夏の午後に見られる典型的な夏の雨雲です。
冬の雨を降らせる雲

一方、冬の雨は「層雲」や「乱層雲」のような、広がりのある雲が中心です。冬の日本海側では、シベリアからの冷たい季節風が海上を渡るあいだに水蒸気を含み、山にぶつかってゆっくり上昇します。その空気が冷えて雲となり、雨や雪を長く降らせます。また、日本の太平洋側では、低気圧や前線が近づくことで、空の広い範囲に雲が広がります。暖かい空気と冷たい空気がぶつかり合うことで雲が厚くなり、弱い雨が長く続く傾向があります。夏のような急な発達は少なく、広い範囲に「しとしと」「じわじわ」降るのが冬の雨の特徴です。
季節の違いが生む二つの雨
このように、夏と冬では、雨を生み出す雲の仕組みがまったく異なります。夏は強い日差しと熱によって空気が一気に上昇し、背の高い積乱雲ができ、激しい雨を降らせます。冬は空気の温度差や地形、前線の影響によって、広がりのある層状の雲が発生し、弱い雨や雪が続きます。
気象のしくみを知ると、日々の空の見え方が少し変わってくるかもしれません。ふと空を見上げたとき、雲の形や広がり方をヒントに「今日はどんな雨になるのかな」と想像してみるのも楽しいものです。 今日も上を向いて歩こう!
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