一部、この講座を開設している一般社団法人 日本心理療法協会のピアカウンセラー講座解説内容を引用して紹介したいと思います。
ピアカウンセラーとは
まず、ピアカウンセラーのピア(peer)という単語には仲間という意味があります。
ピアカウンセラーとは不特定多数の人を対象とする心理カウンセラーとは異なり、「同じ職場の仲間」「同じ病気を抱える仲間」「家族」など同じ環境を共有する仲間(peer)に対して力を発揮する専門家です。
仲間のためのカウンセラー
例えば、職場など、自分と同じ環境で過ごしている仲間がメンタル不全になった場合、産業医をはじめとして人事担当者は必ずしもメンタル不全の専門家ではありませんし、専門的なカウンセリング技術などを身に付けるのも難しいかも知れません。また、専門のカウンセラーに相談出来たとしても、職場の環境や人間関係などを詳しく把握している訳でもありませんので、その方のメンタル不全を、職場をはじめとした様々な状況から判断してサポートすることはとても難しいのではないかと思われます。
そうした状況を踏まえて、誰もが簡単に「うつ病」「パニック障害」「強迫性障害」などの本質を理解し、対処方法を身につける機会が重要視されてきました。その要請に応えるものとして、一般社団法人 日本心理療法協会によって開設された講座がピアカウンセラーです。このピアカウンセラーは、立場や抱える課題など、同じ環境や背景を持つ人同士が、対等な仲間(peer)として相手を理解、尊重し、サポートするための知識と技術を持つ方のことを言います。
簡単に習得できる3つの理由
①用途が仲間限定なので学ぶ知識と技術が最小限
②当事者インタビューが中心でメンタル不全の本質が感覚的にわかる
③職場復帰のやり方など具体的な事例が多く、すぐに実践可能
資格取得までの道のり
講習の受講とレポート提出によって資格付与を行う制度です。ピアカウンセラー養成講座を受講し、レポート提出を行います。
そのレポートを一般社団法人 日本心理療法協会が評価し、一定水準以上の成績を収めた方に修了証が付与されます。
アルファで資格取得を目指すメリット
就労移行支援事業所アルファでは、今日紹介したピアカウンセラーをはじめ、就職に役立つ様々な資格コンテンツを用意しています。そして資格取得に関わる費用の補助制度を設けています(一定の要件を満たしている方)ので、費用面の心配をすることなく資格取得に向けた学習に取り組んで頂けます。