NPO法人 風テラス理事長の坂爪 真吾(さかつめ しんご)様をお招きして、風俗で働く女性の悩みについて伺いました。
インタビュー対談の3/4です。テーマは「風俗は書けない経歴か?」です。
風俗は書けない経歴か?
風俗でのお仕事は、果たして経歴として認められないのでしょうか?結論から言えば、決してそんなことはありません。サービスとして社会的な価値を提供している職業です。ただ、他のサービス業と違うのは、そこに「道徳観」などの個人的主観というフィルターが掛かってしまうこと。もし、風俗業からの転職を考えたときに、「履歴書になんて書こう?」とか、「面接で詳しく聞かれたらどうしよう?」と思うと、転職活動が高い壁になってしまいますよね。心配ありません。堂々と「サービス業」と書きましょう。
風俗=サービス業でいい
総務省統計局の資料をインタビュー対談でも提示させて頂きました。「職業分類・産業分類」に関する資料です。風俗や水商売のお仕事は大項目で見ると「生活関連サービス業」ですね。
出典:総務省統計局ホームページ https://www.stat.go.jp/
「産業分類」「職業分類」資料から抜粋
表現の仕方
「風俗や水商売がサービス業という括りでも構わないのは分かっったけれど、面接などでお仕事の中身を詳しく聞かれたらどうすればいいの?」と思いますよね。風俗のお店で行っていたお仕事をそのままお伝えする必要はありません。実際に接客のお仕事以外に行っていたことはありませんか?例えば集客のためにブログのアップなど、プロモーションに力を入れていませんでしたか?「サービス業でブログの管理や情報発信など、定期発信を行うウェブマーケティングをしていた」とは言えないでしょうか。
履歴書の空白期間
むしろ、風俗で働いていた期間に触れない様にして「空白」で書類を作ってしまうと、かえって深く質問されてしまうかも知れません。自分が採用をする側の立場だったらどうでしょうか?例えば3年間の空白期間があったとして、「この3年間何してたんだろう?」とか「なんで隠そうとしてるんだろう?」って余計に気になりませんか?
職歴だけが経歴ではありません
履歴書には「職歴以外書いてはいけない」と思い込んでいませんか?そんなことはありません。転職活動期間や資格取得のための勉強機関、もしかしたら1年や2年、学校に通っていたとか。家事手伝い、ボランティアなど、仕事以外にも様々な活動が挙げられます。直接的にはお仕事に関係なくても、これらの活動は紛れもなくご自身のキャリアです。専業主婦や子育てもそうです。
経歴の棚卸は一人では大変
そう考えるのは別に風俗のお仕事をしていた人に限りません。アルファに通われている利用者さんは誰もが通る道。同じ職歴でも表現の仕方一つで受けての印象は変わります。うそを書くのはよくありませんが、表現の仕方一つでアピールにもなります。アルファでは、企業経験豊富なスタッフがインタビューをしながら、一緒に書類作成に取り組むことが出来ます。
インタビュー対談1/4 ~風テラスとは?~
https://alpha-bright.jp/blog/23493/
インタビュー対談2/4 ~風俗からの転職~
https://alpha-bright.jp/blog/23500/
インタビュー対談3/4 ~風俗は書けない経歴か?~
https://alpha-bright.jp/blog/23503/
インタビュー対談4/4 ~風俗から福祉へ~
https://alpha-bright.jp/blog/23505/
~ NPO法人 風テラス情報 ~
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