「そのノートには本1000冊分の価値がある」
生活支援員の花輪です。時折ブログが滞ってしまいますが、ネタが尽きたわけではありません。むしろ書きたいことはたくさんあるのですが上手くまとめきれていなかったり、お伝えしたいことが中途半端だったり、なかなか着手出来ないこともあります。もちろんそれに関わる時間がまとまって取れないこともありますが…私が発信する記事が何かのお役にたてればよいと思って書いていますが、「あぁ~なるほど~」と思っていただける方もいらっしゃれば、もちろん「タンスの角に足の小指をぶつけるくらい何のメリットもない!」という方もいることでしょう。
「体験を伴った話」
私が書く記事は全て私の体験を伴った記事ですのでネットや啓発本に書かれている有益な情報とは必ずしも合致しないかも知れません。私自身、自分が受ける研修や講義などで「一流の人が残した素晴らしい言葉」みたいな、集約されたエッセンスを与えるだけの話は大嫌いですし、むしろ有名人ではなくても話の中に「独自の経験や感性」が込められていればぜひとも聞いてみたいと思うのです。当然、アルファでたまに行っている私の講座では決して受け売りのネタはやりません。全て自分が考えたものやアレンジをかなり加えたものになります。もしかしたら、それも利用者さんにとっては「タンスの角に足の小指をぶつけるくらい何のメリットもない!」という方もいるかも知れません。
「感性とは」
前置きがかなり長くなりました。今日は「感性」という観点でお話をしたいと思います。
「感性」とは何でしょうか?
以前、別の記事にも書きましたが、「感性」それは発見する力、洞察する力、俯瞰(広い視野で物事を見ること)する力、気遣う心、本質を見抜く力など様々な人間性のスキルをいいます。お仕事に於いてはこれを極めていくと「直感的な能力や判断力」にもなっていきます。では、この「感性」とはいったいどの様に身に付けるものなのでしょうか?
「ある利用者さんのノート」
先週、ある利用者さんから手書きの文字がびっしりと書かれたB5サイズのノートを見せていただきました。「ノートに文字を書く」という習慣がめっきり少なくなってしまった私にとってはそれそのものがとても新鮮でした。その利用者さんが「良かったら見てください」と言ってくださったので読ませていただくと、テレビ番組や本、時事などについてご自身が見聞きしたものの所感をまとめていらっしゃる内容でした。何と嬉しいことに私の、このブログ記事についても所感を書かれていました。「所感」と書きましたが、自分の「感想」のみを述べているのではなく「その内容を受けて自分はどうしていきたいのか?どうありたいのか?」が書かれているので、とりわけビジネスシーンでいうところの「所感」に近いものと感じました。
僕はこの行為こそが「感性を磨き、自分の行動を豊かにしていくファクター(要因)」だと思います。
ではこの「感性」について後編で詳しく書いていきます。