指摘や注意を受けた時、悪いのは自分で指摘を受けて当然なのにムッとしてしまったり反感を抱いてしまうあの感情、あれはいったいなんなんでしょう?
こないだカフェにいた時、隣に座っていた80歳くらいのお爺さんが、飲んでいたカップとトレーを片付けてそのまま戻ってこなかった。帰ったのだろう。
数分後、おじいさんがいた席に薄っぺらい紙袋があるのを発見。
「帰ったんじゃなくてトイレに行った?でも数分経ってるし、トレーも片付けてあるし…。」
レジに持っていこうかな、どうしようかなと思って数分後、ちょうど店員さんが回ってきたので
「多分忘れ物です」
と声をかけ預かってもらった。
そこからさらに数分後、顔を上げるとさっきのお爺さんが立ちつくしている。
「忘れ物、お店の方に預けておきましたよ」
と優しくお伝え。
が、会話は想定外の方(というより、想定内の悪い方向?)へ進んだ。
お爺さん「なに?」(問い詰める「なに?」ではなく聞き返す「なに?」)
補聴器が目に入り、私の声は聞き取りやすいように大きくなる。
私「お忘れでしたのでお店の方に渡しておきました。」
お爺さん「なに?」
私「レジに預けてあります。私が受け取ってきましょうか?」
お爺さん「なんで?帰ってないのに」怒り気味。。。
私「すみません、飲み物を下げられたので、もう帰られたと思ってしまいました」
お爺さん「私もうしばらくいるよ。いいよもう、帰るよ。」
コーヒーも、水すらもないテーブルに座るお爺さん。
私(あ、座るんだ…)
気まずい。
そしてなぜかお爺さんへの怒りがこみ上げる。
5分程して帰るお爺さん。
隣の別のおじさまが
「あの爺さん、あの態度はないよなぁ。でも…やっちまったな!」
と笑ってくれた。
働いていると、上司や先輩に指摘や注意を受ける時がある。
新人ならば、なおさら。
組織の一員としてより良くあるため、もっと効率良く仕事するため、周りに馴染むため…頂いた指摘などはよほど理不尽でない限りありがたく受け取っておく方が良いだろう。
でもそういった心持ちでいないと、ありがたいはずの指摘や注意にムッとしたり、反感や怒りを抱いたり、「自分嫌われてる?」と見当違いな勘違いをすることも。
あなたの怒りや悲しみ、本当にあなたが怒るべきもの、悲しむべきものですか?
私のお爺さんへの怒りは、きっと正しくない怒りだったと思う。
以前、人生の大先輩(70代のとある会社の会長さん)が教えてくれた。
【自分の弱さや間違いを認められる人ほど強い人はいない。】
自分の弱さや間違いを認め、少しでも心穏やかに生きたいと反省したカフェでの出来事でした。
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