花輪:今日はアルファを卒業されて就職された元利用者さんの、古川さんにインタビューをしてみたいと思います。古川さんは今、アルファの定着支援という形で、サポートをさせて頂いてます。古川さん宜しくお願い致します。
古川:昨年の8月31日まで1年9ヶ月、就労移行支援事業所アルファ王子で訓練させて頂きました、古川と申します。本日はよろしくお願い致します。
アルファに通おうと思ったきっかけは?
花輪:じぁ、早速インタビューをさせて頂いてもいいですか?まず、アルファに通おうと思ったきっかけを教えて頂いてもいいですか?
古川:はい、私の場合は年齢が年齢なのと、障害を持っていたので、たまたま北区の郵便局に行った時に「悩んでます」って言ったら、就労移行支援事業所っていうのがあるって知ってますか?って言われて、その事を全く知らなかったです。そして、場所はどこにありますか?って聞いたら、王子の卵焼き屋さんの近くにあるからって、それで、歩いて行きました。その時に対応していただいたのが花輪さんでした。
アルファの印象は?
花輪:その時にいらっしゃって、アルファの印象ってどうでした?
古川:まず、何も考える余裕が無かったんですけど、利用者さんが優しかったんですよね。初日に利用者さんの方たちが声を掛けて下さったんです。それまでずっと孤独の生活、病院に通うだけの生活、誰とも喋らない生活。それが、初日に声を掛けていただいて「あ、私に声を掛けて下さる方っているんだなぁ」「いい所だ」って思って「通ってみたい」って興味を持ちました。
アルファの訓練で役に立ったことは?
花輪:ありがとうございます。今、就職されて半年以上経ったと思うんですけど、半年以上経って、アルファで訓練されていた時の事を思い出して、訓練の中で「役に立ったなぁ」って感じていらしゃる事ってありますか?
古川:これは2点ございます。まず、1点目が訓練の中で、グループワークというのがございます。そのグループワークというのが、いろいろな利用者さんの考え方、価値観があるんですね。自分の価値観が全てじゃなくて、利用者さんたちの考え方を理解するということは将来の人生において、すごい大切なこと。そしてもう1つが運動プログラム、 これは厳しいですね。多分、今利用されてる方々がどう言う意見があるか私は分からないですけれど、ハードなんですよね。だから1人だと諦めちゃう。ただ、(他の)利用者さん達と一緒にやってると頑張れる。と言うのも、ちゃんと支援員の方々が考えてらっしるんじゃないかなって私は思ってます。
花輪:ありがとうございます。厳しかったですか?
古川:厳しいと思った時はあったんですけど、私自身が、(支援員の方が上手いから)利用者さんからムードメーカーって言って頂いたから、私が投げちゃって他の人達に迷惑をちゃいけないって考えて、それが仕事に繋がると思ったんです。私は元気に大げさにやってたところもありましたね。