あなたが気付いていない面接で不採用となってしまう本当の理由
企業面接を受ける際にいくつかのポイントがあります。その中でも面接と言えば質問の受け答え内容や所作などが重要視されがちですが、実は「身だしなみ」という大きなポイントがあります。つまり、「応募書類の中身や面接時の受け答え以前に採否が決定しかねない」ということです。
今日はこの「身だしなみ」について考えて行きたいと思います。約3分で読み終わります。
身だしなみで重要なのは第三者視点
身だしなみは自分自身の気持ちの引き締めであると同時に相手への意識の度合いを示すものです。ですので、第三者視点で身だしなみを確認することが非常に大切だと言えます。身だしなみは特にご自身の判断のみで確立してしまうとなかなか間違いや不自然さには気付きにくいものです。
例えば、面接時の服装や身だしなみについて面接官に違和感を抱かせるようなポイントがあったとします(清潔感に欠けるものがあった。服装が乱れていたなど)。仮にこれらのポイントが理由で面接に受からなかったとしても、その理由は告げられません。ご自身がその部分に気付かないまま、また次の面接でも同じ理由で不採用となってしまう。ということになり兼ねないのです。
身だしなみは相手への気配り
身だしなみの違和感というものは抱いたとしてもなかなか相手に指摘のしにくいものです。会社に入って同じ職場の同僚や様々な立場の方と接していく上で、行動やお仕事の中身については言い合える関係にあっても、身だしなみのような外見についてはなかなか相手には伝えにくいものがあります。「言葉の選び方や伝え方によっては相手を傷つけてしまうかもしれない」という遠慮があり、違和感を抱いたとしても伝えにくいというのが心理ではないでしょうか。そういった意味で「身だしなみは重要なマナーと言われる」のは相手をそのような気持ちにさせないという配慮の心も含んでいるのです。
面接官はあなたが会社に入ってからの周囲との関係性も想像しながら面接をします。上記のような「身だしなみ」によるコミュニケーション上の心配が容易に想像出来てしまうような人は面接時の大きなマイナスポイントとなるのは言うまでもありません。
月に2回の「スーツの日」
アルファ日暮里駅前では月に2回「スーツの日」を設けています。お察しがつくかと思いますが、利用者の皆さんがスーツで来所される日です。この「スーツの日」を設けている理由は「就業のイメージを持ってもらうこと」「普段スーツを着るきっかけがないという方の練習のため」といった目的がありますが、もう一つ大きな目的があります。それは本日の要点である「身だしなみを含めた着こなしを確認する」というものです。一見なんてことない理由ですが、これから就労活動をしていく皆さんにとっては大変重要なポイントとなります。また、初めてスーツを購入するという方や最近では「オフィスカジュアルっていうものがよくわからない」という質問も多く頂きますので、一般企業経験の豊富なスタッフが様々なアドバイスを行っています。
施設長 花輪