「企業から求められる人財」になるための3つの条件
(今のあなたに必要なもの)
今日は、就労にあたって不可欠な物(あたりまえだけど必要なこと)について解説します。大きく分けて3つあります。どれも実際に企業面接同行や就労された方の定着支援を行っていく上で感じることです。約3分で読み終わります。
①健康管理が出来ているか
まずは、ズバリこの題名の通りです。分かりやすく言えば「休まずに安定して出勤できるか」ということです。企業の採用面接に同席した際、100%と言っていいほど質問される内容に「月にどのくらいの日数で就労移行に通われていますか?」というものがあります。休まずに安定して通うことが出来ているかの確認ですね。当然のことですが、「就労移行の通所は休みがちですけれど、お仕事となったら休まずに出勤できます!」という気持ちの方は残念ながら採用はされないでしょう。そういう方は間違いなくお仕事になっても休みます。それよりも体調以前に「自己認識ができていない」と判断されてしまいます。
②どのくらい自己解決ができるか
これもよく面接で聞かれる内容です。「ご自身で通勤経路を調べたりすることが出来ますか?」といったものや「もし交通機関の乱れがあった場合には別のルートを調べたり、慌てずに行動することが出来ますか?」といった内容の質問があります。基本的な事ではありますが、通勤や退勤時の行動は企業の方が直接サポートすることは出来ません。ご自身で主体的に行動出来なければなりません。「交通機関のトラブルなどがあっても代わりのルートを使って遅刻せずに通勤出来ること」や「始業時間のどのくらい前に会社に着いて、どのくらいの時間で準備に取り掛かるか」といった「ご自身の行動管理が出来ているか」がポイントです。
③安心してお仕事を任せられるか?
お仕事とは、人が関わっている以上は「信用・信頼」が大原則です。「私は重要なお仕事を与えてもらえない」「何年も務めているのに頼りにされている気がしない」という事例があったとして、その原因は自分以外のところにあるでしょうか?もう一度自分を見つめなおしてみると、意外と自分自身で信用や信頼を損ねてしまっているケースが多いのではないでしょうか。例えば、始業時間ぎりぎりに出社している人。多少の交通トラブルで遅刻してしまう人。「今日は交通機関が乱れているからあの人は時間までに出社できるかなぁ~?」と心配されてしまっている方に、安心して重要なお仕事を任せられるでしょうか?逆を言えば、多少の交通トラブルがあっても代替ルートを準備していたり調べたりして出社できる方や、5分前行動などのしっかりとしたご自身の行動管理や気持の準備が出来る方は安心して様々なお仕事を任せられるのではないでしょうか。
施設長 花輪