アルファ王子 公開講座 ②『伝え方』後編
グループワークの後編です。前編では話しの前に「こんな話をするよ」ということを相手に簡単に伝えるだけで、会話力は格段に上がります。という話でした。次は会話を行う上で「あったらいい」スキルです。それは豊富な語彙力(ごいりょく)です。
語彙力(ごいりょく)強化
ひとつの言葉を伝えるにしても様々な表現があります。例えば、日頃からインターネット等の環境に慣れている人にとっては、いわゆるインターネット用語は日常的な会話の言葉であっても、そうでない方にしてみれば「デバイスって??」とか「アカウントって?」というように謎なキーワードですよね。そこで二つ目のグループワークは数人のグループに別れて、それぞれに日常的に誰もが知っているキーワードを渡します。例えば「カレンダー」とか「エレベータ」とかです。それを別の表現で相手に分かってもらうというゲームを行いました。「カレンダー」であれば「予定を決めるもの」とか「365日の表」といった表現で相手に伝えます。
ひとつの表現で伝わらなかった場合に様々な表現方法を考えて相手に分かってもらう。これは日頃から意識的に行っていけば会話力も非常に上がっていきます。面接で自分のアピールをする際にも、ただ「真面目です」というよりは、様々な表現方法を混ぜて「真面目さ」を伝えた方が、より自分の魅力をアピール出来るはずです。
見たもの、聞いたものを誰かに伝える
そしてグループワークの最後は今日のまとめです。2つのグループにそれぞれ約5分の動画を見てもらいます。その内容を踏まえた感想を「別のグループの方に伝える」というものです。内容のオチを先に伝えてもいいですし、相手にワクワクさせるような話の運び方でもいいですし、決まった形はありません。忘れてはいけないのは「相手に配慮出来ている」かどうか。相手が話しに集中出来るように「こんな話をしますよ~」と簡単に伝えることです。皆さん、「どのようにストーリーを伝えればいいか」苦心していました。
今日のグループワークのねらいは一言です。大切なのは「相手に聞いてもらう」ということ。
ちなみ最後のグループワークで活用した動画は以下の二つです。
・Snack Attack(自動販売機でクッキーを買ったおばあさんの話)
・The Present(テレビゲームに夢中の少年が、母親からプレゼントをもらった話)
どちらも予想外の展開が待っています。