テレワークの行方(コロナウィルスの影響が落ち着いたらどうなるか)
アルファ日暮里駅前 施設長の花輪です。
すでに当ブログやホームページでもお伝えしている通り、事業所に於いて新型コロナウィルス感染拡大の防止策を施しております。アルファ日暮里駅前ではこの度、見学やご相談の方を対象とした「オンライン個別相談」を開設しました。
アルファ日暮里駅前 オンライン個別相談
事業所内の換気や消毒、「3密」を防ぐ対策はもちろんですが、「じゃあ利用者さんの訓練はどうしているの?」と思われるかも知れません。
テレワークという考え方
外出の自粛による企業の対策は「テレワーク」という働き方です。「tele=離れた場所」「work=働く」を合わせた造語です。自宅など会社から離れた場所でも目的に合わせた仕事を行う働き方です。「仕事中に居眠りをして夢の中では別の場所に行っていた」←これはテレワークではありませんよ。
アルファ日暮里駅前でも「在宅訓練」を取り入れており、既に数名の方が在宅訓練を経験されています。ご自宅にパソコンが無い方にはアルファから貸し出しを行っていますが、在宅で出来る訓練はパソコンだけではありません。
「在宅」だからできること
考え方によっては「通所とは違った環境で訓練や勉強の質を上げる」ことのできる機会でもあります。実際に在宅訓練を行っている利用者さんはご自身の経歴や長所などの棚卸しを行っており、改めてご自身との向き合い方を深掘りされています。メールに資料を添付して送信するなど、事務のお仕事では欠かせない作業にも慣れていただいています。
みなさんのリアクション
在宅訓練では通所されている時と同じ時間割で訓練をしていただいていますが、朝礼などではみなさんモニターで一同に会しています。私は「もしかしたらモニター参加のみなさんは退屈してしまうかな?」と思っていたのですが、利用者さんから「事業所内の朝礼の様子が見えていて一緒に参加しているという思いがより強かった」という嬉しい感想をいただいています。
今後の「テレワーク」の行方
冒頭で「テレワーク」という言葉は造語という話しをしました。「tele」は「遠く」を意味する言葉です。テレフォン、テレポート、テレパシーなど離れた場所で行うものにはこの「tele」がついています。コロナウィルスの影響以前から話題になっていた「新しい働き方」の概念ですが、ではコロナウィルスの影響が終息したら「あの時はテレワークなんてやっていたね~」と過去の話しになるのでしょうか?それはありません。間違いなくこれを機に、一般的な働き方の形態として定着するでしょう。「テレワーク」今は造語でも、テレフォンと同じように身近な言葉となって定着することでしょう。
施設長 花輪