「違う見方で見てみると?」
リフレーミングを行ってみましょう!
今回の講座では「リフレーミング」という手法をとりあげてみました。
「リフレーミング」という言葉自体、初めて聞いたという方もいらっしゃるかと思います。リフレーミングとは、「物事を見る枠組み(フレーム:frame)を変えて、別の枠組みで見直す(re-frame)」という意味です。有名な例をご紹介します。コップに水が半分入っているときに、「半分しか入っていない」と捉えるのか、「半分も入っている」と捉えるのか、、、実際にある水の量は「半分である」という事実は変わりませんが、捉えかたで心持ちが随分変わる気がしませんか?
捉え方を変えて、心を軽くしてみましょう!
「仕事で失敗をしてしまった」そんな時は誰しも落ち込みますよね。ただそこで落ち込んで沈んだ気持ちで終わるのか、これを糧に前に進むのかは、出来事をどう捉えるかによって変わるかもしれません。「きっと駄目なやつだと思われた、、」「もう仕事を任せてもらえないかもしれない、、、」など考えてひたすら落ち込むより、「一つ経験を積んだ!」「次に生かす事が出来れば、今度はもっと良い仕事が出来るぞ!」というような捉え方をすれば、心が軽く上を向く事が出来るかもしれません。
わたしたちの目の前では毎日いろいろなことが起きます。その出来事にどのような意味を与えるかによって、前向きな気持ちになれるか、すぐに行動できるか、あるいは嫌な気分を味わってしまうかが決まってきます。
面接でも役に立つ?短所を長所に置き換えてみましょう!
面接でも良く聞かれる「あなたの長所と短所を教えて下さい」という質問。案外自分の事を答えるのは、難しいですよね。
「短所はたくさん出てくるけど、長所は思い浮かばないな・・」なんて方もいるかもしれませんね。でも、その「短所」は、本当に「短所」でしかないでしょうか?もしかしたら、あなたが思ってる「短所」も、見方を変えれば「長所」になるかもしれません。例えば、自分のことを『あきっぽい性格』だと思っていたとします。それは、見方によっては、『好奇心旺盛』であり、『チャレンジ精神にあふれている』とも言えますよね。
『気持ちの切り替えが早い』ともとらえられるので、面接の時などは「短所は、少し飽きっぽい所です。ただ気持ちの切り替えも早いので、一つの事に捉われず次の仕事にすすむ事も出来ます」というような答え方も出来るかもしれませんね。このように考えると、わたしたちには短所の数だけ長所があるとも言えますね。
毎日の生活でも取り入れてみましょう
そんな事言われたって、嫌な物は嫌だとしか思えないし、そう簡単に捉え方を変えることなんで出来ないよ、という声も聞こえてきそうですね。確かにそんなにすぐに全部をポジティブに捉える事は出来ないかもしれませんが、日々の生活の中で少しずつ「これって○○って言い方も出来るかなー」というように考え方の癖をつけていくと良いかもしれませんね!
ぜひ試してみて下さい。
支援員 佐藤