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ミスの正体 「あなたは目の前に見えている、すべてのものに意識を向けられていますか?」(後編)

ミスの正体

「あなたは目の前に見えている、すべてのものに意識を向けられていますか?」(後編)

前編の続きです。(前半はこちら

アルファの講座でお伝えしたのは「そもそも人間はミスをするものだ」ということです。前編でお話した内容を思い出してみましょう。

ヒューマンエラーが引き起こされる要因

・人の記憶はいい加減

・人は思い込みをする

・人は間違いをする

・人は省略や手抜きをする

・人は自分が見たいものだけしか見えないことがある

・人は慌ててしまうことがある

・人は先を急ぐことがある

・人はついウッカリしてしまうことがある

・人は感情に走ることがある

・人は忘れることがある

・人はパニックになることがある

・人は気がつかないことがある

・人は一つのことしか見えない・考えられないことがある

誰しもがこのような特性を持っているということです。「自分にも当てはまる!」と思われた方は安心してください。あなただけではありません。いわゆる「プロ」と呼ばれる人達も、このような特性を持ち合わせています。同じ人間ですから。

ミスを引き起こしているのは「ぼんやりしているから」でも「緊張感がないから」でも「注意力がないから」でもありません。人はそもそもそういう生き物だからです。

マルチタスク

マルチタスクなどというものはそもそも人間の能力ではありません。人は「スマホを操作しながら車を運転する」能力など持ち合わせていません。目は前を向いていても「意識を向けられているかどうか?」は別です。だから事故が起きるのです。究極をいえば、そもそも人間は「自分の歩く速度を基準とした認知能力しか持ち合わせていない」ということです。

責任追及型から原因追求型へ

前編では「かつての企業体質はヒューマンエラーを個人の問題として片づける風潮があった」というお話をしました。でも現代は大きくこの風潮も変わってきています。

あなたが「ぼんやりしていた」のではなく「職場環境に集中力を奪う要因があったのではないか?」という考え方。

あなたが「うっかり見落とした」のではなく「勘違いを起こしやすい表示や仕組みだったのではないか?」という考え方。

あなたが「慌ててミスをした」のではなく「職場の作業スピードに問題があったのではないか?」という考え方。

あなたが「報告しなかった」のではなく「報告がしづらい職場環境だったのではないか?」という考え方です。

 

前編で行ったテストを例に考えてみましょう。

まず一つ目。

このような表示の仕方では「異なる一つの数字を見つける」には時間がかかったり、見落としてしまったりします。では下のような表示だったらどうでしょうか。

どこに違いがあるのか、すぐに分かりますね。

二つ目。

このイラストから、限られた時間の中で色別に丸の数を数えるのは難しいです。

では最初からこのように並んでいたらどうでしょうか?

どの色の丸がいくつあるのか、すぐに判別がつききますよね。

講座では「人はそもそもミスをするものだ」という向き合い方から入り、自身でできる防ぎ方と、その方の特性に合わせた環境や手順などの配慮事項を工夫して企業側にも提案させていただくというお話をしました。

ご自身でできるミスの防ぎ方は意外と簡単で誰でも出来ることです。アルファではその方法をお伝えするだけでなく、継続して身に付けられるようなサポートをいたします。企業側には我々から様々な提案をあせていただき皆さんが安心して長く働き続けられるようなサポートをさせていただいております。

施設長 花輪

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