卒業生の声 就職が決まったYさんにインタビュー
Yさん
・30代 男性
・感音性難聴・知的障害
・通所歴約7ヶ月
Q1 Yさん、この度は就職内定おめでとうございます!どのようなお仕事に内定が決まったのですか?
― 7月中旬に運輸業のお仕事で内定を頂きました。仕事としては集荷されてきた郵便物をバーコードリーダーで読み取り、各地区に分けていきます。様々な地区のものが紛れ込んでいるので間違いがないよう1つ1つ確認しないといけないです。
Q2 採用までの道のりを教えてください
― 求人を見るまでは軽作業が自分に合っているかわかりませんでしたが、仕事内容を拝見し、「自分でもできるのではないか」という気持ちが沸いてきました。実習に参加させて頂きこの気持ちがより強くなりました。応募書類の作成はとても大変でしたが、アルファスタッフのみなさんと一緒に取り組み、面接を経て採用して頂くことができました。
Q3 就労活動に於いて苦労したことなどはありましたか?
― 応募書類作成が本当に苦労しました。志望動機や障害について、自分で自分のことをあまりわかっていないことを痛感しました。また、面接練習で短所もポジティブな言葉に変換することが難しく感じました。職務経歴書は昔やった仕事を思い起こすのに苦労しました。
Q4 アルファでの思い出はありますか?
― グループワークでの連想ゲームはとても楽しかった思い出があります。カードゲーム(質問内容に答える)は他の方の個性を見ることができてとても楽しかったです。
Q5 耳が聞こえづらい中でコミュニケーションの意識が変わったことや工夫したことはありますか?
― 今まではわからないことがあっても聞けない職場環境で、逆にアルファではすぐに頼れてしまう環境でした。実習や面談をする中で、まず耳でしっかり相手の話を聴いて理解する。わからなければもう一度話をお願いする。どうしても聞き取れなかったらメモなどを使って確認する。とすぐ相手に頼らず自分で理解し考えていく意識に変わっていきました。
Q6 アルファの訓練で役立ったと思う事は何ですか?
― P検の資格を取れたことです。それと「ビジネスマナー講座」に参加できたことです。メモの取り方は施設長の花輪さんに繰り返し指導を受け、自分自身にイライラすることもありました。でも自分が「相手に何を伝えられているのか、伝えなくてはいけないのか、聞かなくてはいけないのか」を積極的なコミュニケーションを行うことで学べました。笑顔のトレーニングは笑顔を作るのがとても苦手だったので、大変でしたが役立ちました。
Q7 これからの意気込みを教えてください。
― 知らない環境で仕事をしますが、第二の人生だと思って楽しんでいきたいと思います。仕事に失敗したときも報連相をしっかり行い、コミュニケーションを取って仕事をしていきたいと思います。
Q8 アルファの利用者さんへメッセージをお願いします。
― 頑張っている姿は誰かがきっと見ていてくれるので、自信を無くさないでアルファでの訓練を頑張ってほしいです!(訓練中に居眠りをしていると誰かに見られていますので気をつけてください笑)
Yさんありがとうございました!アルファ通所以来、どんなことにも前向きに取り組んでいらっしゃいましたね。グループワークやビジネスマナー講座など他の利用者さんと接することを楽しまれる中で、コミュニケーション力の高さを発揮されていました。就労後も何か不安なことや困ったことがありましたらいつでもアルファを頼って下さい!
施設長 花輪