就労するための土台作り、「どのくらいの頻度で通えばいいか」といったテーマから「就労移行支援事業所に通う意味」を考えてみたいと思います。
「週にどのくらい通えばいいでしょうか?」
アルファに見学でいらっしゃった方やお問い合わせ頂いた方からよく「週にどのくらいの日数で通えばいいでしょうか?」といった質問や「どのくらい通えば就労出来ますか?」といった質問を受けることがあります。利用されている皆さんの経歴や生活習慣、環境などはそれぞれ異なります。「既に生活習慣が確立されていて体調も安定されている方」と、それらを「これから整えていくという方」では就労に向けたスパンは異なります。生活習慣や体調といったものは明日になって急に整うものではなく、長い時間を掛けて慣らしていくものだからです。
通所の頻度について
通所の頻度についてですが、生活リズムが整っていない方が突然週に5日通う事は難しいでしょう。また、体調や生活リズムが整っているからといって、いきなり週に5日通うということも、せっかく整っている生活リズムを急激な環境の変化によって崩しかねないのであまりお勧めはしません。最初は無理のない少ない日数から通い、少しずつリズムを作っていきましょう。「週2~3日から」というスタートでももちろん構いませんが、そこには段階的な成長を見据えているか(最終的には週に5日通うことを目指す)が大きなポイントとなります。
アルファに通って成長したことは?
「末永く働く」という事は決して仕事の実務スキルや保有資格の数で成せるものではありません。「生活や体調の安定」という土台がしっかりしていることに他ならないからです。大切な事は何か、それは「就労移行支援事業所に通い、限られた期間の中でどのくらいあなたが成長できたか」という事です。就労移行支援事業所に通い始めた頃は週に1~2日行くのがやっとだったという方が3ヶ月過ぎた頃には週3~4日通えるようになり、6ヶ月後には週4~5日、元気に通える様になった。企業の採用面接に同行すると必ず受ける質問の中に「就労移行支援事業所に通って成長したと感じる事は何ですか?」というものがあります。ぜひともこのアルファをあなたの成長の場にしていただきたいのです。
アルファ 花輪