就労移行支援事業所アルファ
アルファ王子施設長の花輪です。
今日は伝え方「会話力が格段に上がるたったひとつのポイント」について解説をしていきたいと思います。
「伝えること」の難しさ
アルファに通われている利用者さんの多くは、「コミュニケーションスキルを上げたい」という希望を持たれています。「会話が苦手」とか「何をどう話したらいいかわからない」と言った悩みを持たれてる方は非常に多いのではないかと思います。話を伝える際のポイントとして、世の中には様々な話し方のノウハウ本が出版されていて、「言葉や話をどのように相手に伝えればいいか」という方法について詳しく解説されています。どれも有益な情報であることに間違いはありませんが、「実践的な会話の中でそれらを有効的に使えるか?」と言うと、なかなか難しいかもしれません。テクニックはあっても「適材適所でそれを活用できるか」ということは全く別のスキルになるからです。
話に「見出し」をつける
それでは「会話力が格段に上がるたった一つのポイント」とは何でしょうか?
それは「話を始める前に何の話をするのか簡単に言う」ということになります。
「なんだ、そんなことか~」と思うかもしれませんが、「話し始めたのはいいけれど、なかなか要点がつかめないままダラダラと話し続けてしまう」という方は非常に多いのではないかと思います。聞き手の方は「いつ話が終わるんだろう」とか「何が言いたいんだろう」ということが気になってしまって、内容に集中できなくなってしまいます。ですから、話を始める前に「こんな話をするよ」っていうことを簡単に伝えておくだけで、相手の方は自然に「あっ、こんな話をするんだな」という心構えが出来た状態で、話の内容に集中することができます。本で言えば題名、新聞で言えば見出しの部分になるかと思います。
聞く準備をさせてあげる
大切なのは「聞き手の方に準備をさせてあげること」ではないかと思います。
ここで学ぶポイントはたった一つ「話し始める前に何の話をするのかを伝える」ということです。これをやるだけでも会話力は格段に上がります。言い換えれば、これをやらないと相手の方は「何の話だろう」という不安定な気持ちで聞くことになってしまいます。ですから、これは同時に聞き手の方に「聞く準備をさせてあげる」というコミュニケーション上の相手への配慮でもあります。
これを知っただけではなかなかコミュニケーション力は上がっていきませんが何度も実践して初めてスキルというものは上がっていきますぜひ、アルファでコミュニケーション力を上げてみてはいかがでしょうか。
アルファ王子 施設長
花輪