アルファ王子 月に一度のスーツデー!
アルファ王子では月に一度、第一水曜日を「スーツデー」としています。お察しがつくかと思いますが、利用者の皆さんがスーツで来所される日です。この「スーツデー」を設けている目的は幾つかありますが、
- 就業のイメージを持ってもらうこと
- 普段スーツを着るきっかけがないという方の練習のため
- 身だしなみを含めた着こなしを確認する
など様々な目的を持っています。今回は③の身だしなみを含めた着こなしを確認する。という目的に焦点を当ててご紹介いたします。
身だしなみで重要なのは第三者視点
身だしなみは自分自身の気持ちの引き締めであると同時に相手への意識の度合いを示すものです。ですので、この「スーツデー」も「日ごろとは違った気持ちで訓練をする」という目的もありますが、第三者視点で身だしなみを確認する目的が非常に大きいといえます。以前に「お一人で行う就職活動と就労移行に通うことの違い」でもお話ししましたが、身だしなみは特にご自身の判断のみで確立してしまうとなかなか間違いや不自然さには気付きにくいものです。例えば、面接時の服装や身だしなみについて面接官に違和感を抱かせるようなポイントがあったとします(清潔感に欠けるものがあった。服装が乱れていたなど)。仮にこれらのポイントが理由で面接に受からなかったとしても、その理由は告げられません。ご自身がその部分に気付かないまま、また次の面接でも同じ理由で不採用となってしまう。ということになり兼ねないのです。
身だしなみは相手への気配り
身だしなみの違和感などは抱いたとしてもなかなか相手に指摘のしにくいものです。会社に入って同じ職場の同僚や様々な立場の方と接していく上で、行動やお仕事の中身については言い合える関係にあっても身だしなみのような外見についてはなかなか相手には伝えにくいものがあります。「言葉の選び方や伝え方によっては相手を傷つけてしまうかもしれない」という遠慮があり、違和感を抱いたとしても伝えにくいというのが心理かと思います。そういった意味で「身だしなみは重要なマナーと言われる」のは相手をそのような気持ちにさせないという配慮の心も含んでいるのです。
なかなかご自身だけでは身だしなみをチェックしにくいという方の為にアルファ王子のスーツデーを設けています。もちろんスタッフからのアドバイスをさせて頂きます。