支援員酒井のつぶやき 〜会社あるあるに負けるな!対人関係編〜
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
支援員の酒井です。
就職後のサポートについて、以前のブログでお伝えいたしました。
「定着支援」とは、月に一回は面談等を行い、職場で長くお仕事ができるように、職場での困りごと等について一緒に解決を目指していく障害福祉サービスの一つです。
今日は、就職後の会社あるある〜対人関係編〜について、一緒に考えていきたいと思います。
「不安になること=悪いこと」ではありません。今からできることをし、少しでも不安を軽減できるように考えてみましょう。また、会社あるあるに対応できるようになるため、アルファ王子でできる訓練もご紹介します。
・業務の担当者や、直属の上司が異動になった
・どうしても苦手な人がいる
業務の担当者や、直属の上司が変更になった
「次の担当の方は、どんな人かな…私を理解してくれるかな…」と、不安になりますよね。今まで関わりのない方が、新しい担当になるなら尚更です。知らない人、関わったことのない人に対して、不安を感じるのは、不思議なことではありません。どうすれば、不安を軽減できるでしょうか。
知らない人から『知っている人』にしてみる!
その方のことを知るために、雑談をするのも一つの手ですが…それよりもっと簡単なのは、観察すること。もちろん、じーっと見るということではありません。その方の仕事のやり方や、考え方にふれることで、少しずつ知っていくことができます。すぐに不安を無くすというよりは、知っていくことで少しずつ軽減させていくことができますよ。
アルファ王子の訓練では、利用者に支援員1名が担当につきます。
就労移行支援を利用できる2年間、同じ支援員が担当になることはなく、不定期で変更になります。
その理由は、その方にあった支援をするためだけではなく、就職後の担当者変更というイレギュラーに慣れるためでもあるのです。
どうしても苦手な人がいる
これは、どんな人でも対面することです。どうして苦手なのか説明はできないけど、なんだか苦手…ということもあるでしょう。「苦手な人とは絶対話したくない!!」と、いうわけにはいかないですよね。苦手な方が現れた時はチャンスだと思ってください。その方の苦手な部分がどこなのか、実は今まで出会った人にも同じようなところで苦手意識を持っていたのではないか、自分自身を振り返る良いきっかけになるからです。
すぐに苦手意識がなくなるわけではないので、どこが苦手なのか考えつつ、仕事として最低限の関わりを持てるようにしましょう。
仕事として必要最低限関わろう!
コミュニケーションが苦手だと多くの方から聞きますが、コミュニケーションに正解はありません。ただ、自分の気持ちを全てぶつけてしまうとトラブルの元になります。
「報告、連絡、相談」の必要最低限の関わり方をできるようにしましょう。
アルファ王子では、グループワークや講座、調理実習、イベントなど他の利用者さんと関わる機会を設けています。仲の良い人だけではなく、他の方とも話す機会を持つことができます。コミュニケーションを練習する場だと思って、普段はあまり話さないタイプの方とも話してみてください。苦手な人が出てきたり、失敗したかなぁ…と不安になっても、支援員に相談することができますので、ご安心ください。一緒に考えていきましょう。
就職後も、失敗したり、間違えたり…「もうだめだー」と思うことが出てくると思います。完璧に全てをこなせる人はいません。そんな時は、上司やアルファに相談しながら、無理なく長く働くためにはどうしたらいいのか、一つ一つ向き合って解決していきましょう。就職後もサポートしますので、ご安心くださいね。
支援員 酒井